こんにちは、いとまさです^^
今回の記事は、
近いうちに自衛隊を辞めようと考えてるんだけど、上手に辞めるにはどうすれば良いんだろう?
というような、悩みを持っている人に向けての記事です。
僕は、2021年6月に自衛隊を退職しましたが、実は、退職する半年以上前から、じっくりと準備を整えていました。
この入念な準備の結果、有給休暇やボーナスなど、利用できるものは最大限利用して、上手に退職することができました。
そして、この記事では、
僕が自衛隊を辞めるまでに実際にやった行動を、退職するまでの流れに沿って、まとめています。
利用できるものは利用して、上手に自衛隊を辞めたい!
と、退職を考えている人の参考になれば幸いです^^
・自衛隊を退職するときの流れ
・自衛隊を退職するまでに、いとまさがやった5つのこと
自衛隊を退職するときの流れは5つの段階に分けられる

まず、自衛隊を退職するときの流れから説明します。
自衛隊を退職するときの流れは、大きく以下の5つの段階に分けられます。
順に説明していきます。
① 退職届を出すまでに計画を練る
この退職届を出すまでの段階では、”退職に向けての動き出しから、次の生活まで” の計画を立てる段階です。
正直、ここでいかに綿密な計画を立てるかが、上手に自衛隊を辞める上で1番重要だと、僕は思います。
ここで綿密な計画を立てることができれば、後は、それを計画どおり実行するだけです。
後述する、「自衛隊を退職するまでに、僕(いとまさ)がやった5つのこと」も、ほとんどは、この計画作成に関することです。
残っている休暇やボーナス、次の仕事や住所、後述する退職後の手続き・・。
色々なことを考慮して、綿密な計画を立てましょう。
② 退職届を出して、業務の引き継ぎ
計画を練った次は、上司に退職する旨と退職希望日を伝えて、業務を同僚に引き継ぐ段階です。
退職届を書いて提出することが一般的かもしれませんが、口頭で伝えるだけでも大丈夫です。(正式な退職届は、後ほど書くことになりますが。)
ちなみに僕は、退職届を書くのではなく口頭で伝えました。
この段階で、ほぼ100%引き止めに合うことなると思いますが、上手に引き止めに対処すれば絶対に辞めれるので安心してください。
また、さらに詳しくまとめた【引き止めを上手に対処する方法】の記事もあります。
上司が退職を認めたところで、残っている休暇の処理に入りますが、その前に同僚に対しての業務の引き継ぎを行います。
この引き継ぎで、休暇処理で自分が職場を離れても、業務が滞りなく進むようにします。
処理するほどの休暇が残っていない場合は、退職まで出勤して仕事を続け、退職日までにこの引き継ぎを終わらせておきます。
③ 残っている休暇の処理
業務の引き継ぎが終わったら、次に行うのが、残っている年次休暇や代休の処理です。
この休みをどのように過ごすかは、人それぞれだと思いますが、僕は退職後の生活に向けての準備や勉強に時間を費やしました。
今までに休めなかった分、温泉旅行などして、ゆっくり休んだりする人もいます。
年休や代休などの有給休暇は、全部使い切ってから辞めることをオススメします。(有休の未消化は、お金をドブに捨てるのと同じですからね。)
この時、僕の場合もそうでしたが、「全部の休みは使わせてあげられない」と言われることもあります。
しかし、有給休暇の権利は法律で認められているので、「なぜ、使うことができないのでしょうか?」と、柔らかい物腰で交渉しましょう。
参考:自衛隊法47条 7項(外部リンク)
処理するほどの休暇が残っていない場合、退職まで(退職手続きが始まるまで)仕事を続けることになります。
④ 退職のための各種手続き
(残っている休暇を処理した後、)正式に退職に対する辞令が出たら、退職のための各種手続きを開始します。
退職届を出して、希望した日に退職することが殆ど決まっていても、正式な辞令はギリギリまで出されません。
”残っている休暇の処理しつつ、手続きのために動き出せるのを待つ” という状態が続きます。
僕の場合は、退職希望日の1週間前に正式な辞令が出て、そこから退職のため各種手続きを開始しました。
この手続きとは、以下のようなことです。
・住民税の支払いに関する手続き
・退職所得の受給に関する申告書作成
・会社(自衛隊)からの貸与品の返却
・退職後の社会保険に関する手続き
・源泉徴収票に関する手続き
・離職票に関する手続き
・年金に関する手続き
・雇用保険に関する手続き(退職金が一定額以上ある公務員は適応されない)
最低でもこれだけありますが、1つ1つ説明していると長くなるので、詳細は割愛します。
この退職手続きの内容は、基本的に一般の会社員と大きく変わらないので、一般会社員向けの【退職手続きマニュアル】なども参考になります。
参考:初めての退職手続きマニュアル(外部リンク)
また、【会社をやめるときの手続きのすべて】という本が、流れに沿ってやることがまとめられており、すごく助かりました。
上記の手続きを終えた後、退職日になったら、辞令を受け取って退職となります。
⑤ 退職後の各種手続き
退職のための各種手続きを終え、退職日に辞令を受け取ったら、ついに退職となります。
しかし、これで終わりではなく、自衛隊というコミュニティから抜けたら、次は新しいコミュニティに入るための手続き(退職後の各種手続き)が必要です。
これは、次の会社に転職する人だけでなく、しばらく無職でいる人も同じです。
たとえば、無職の人でも ”無職として引越し先の市町村(コミュニティ)に入る” という手続きが必要となります。
この退職後の各種手続きは、以下のようなものです。
・マイナンバーの住所変更
・健康保険の手続き
・税金の支払い登録
・年金の支払い登録
・転出、転入届けの提出
・引っ越しに伴う、各種住所変更
・電気、ガス、水道の契約
など
住所が変わらなかったり、無職になるための手続きではなく転職のための手続きだったり、この時にやることは人によって違うと思います。
ただ事実として、「退職後にもやることはある」と覚えておいてください。
僕の場合、地元への引っ越しもあり、また、自衛隊員から無職と環境と立場が大きく変わったので、手続きも多かったです。
人によって必要な手続きは変わってきますが、引っ越しに伴う各種手続きについては、【引越し手続きチェックリスト】が役に立つと思います。
参考:【引越し手続きの順番がわかるチェックリストと必要書類】(外部リンク)
以上が、要点を押さえて簡潔にまとめた「自衛隊を退職するまでの流れ」です。
ここからは、この自衛隊を退職するまでの流れの中で、実際に僕(いとまさ)がやったことを紹介していきます。
自衛隊を退職するまでに、いとまさがやった5つのこと

ここからは、僕が退職するまでの流れの中で、実際にやった5つのことについて紹介します。
これは一言で表すと、「周到な準備・計画と、その実行」です。
そして、特に力を注いだのは準備・計画であり、僕がやった5つのことのほとんどは、この準備と計画に関することです。
以下が、この「僕のやった5つのこと」です。
順に、振り返っていきます。
① 本を読んで知識をつけた
退職を決意したときの僕は、「退職について ”何が分からないか” も分からない」状態でした。
伝わりますかね?笑
そのため、退職について、とりあえず多くの情報を集めました。
辞めるまでに、どんな手続きが必要なのか?
有給休暇は使い切れるのか?
ボーナスは貰えるのか?
退職後の税金はどうなるのか?
これらに加え、僕の場合は、(一旦無職になりますが)起業することも計画していたので、情報収集の範囲は退職以外にも及びました。
社会保険や税金・年金など、仕組みから節約の方法まで、徹底的に勉強しました。
この時に、何冊もの本を読み、毎日ネットで情報を調べましたが、やっぱり退職に関して1番役に立ったのは、【会社をやめるときの手続きのすべて】です。
上で紹介したものと同じですが、再度リンクを貼っておきます
この本を1冊しっかり読んで理解するだけで、退職時の手続きはもちろんのこと、健康保険、年金、税金といった知識が身につきます。
本当にオススメです。
この本に書かれていない、重要なことは2つくらいです。
⑴ 有給休暇を消化する権利は、法律で守られている。(自衛隊であっても)
⑵ 雇用保険は、基本、公務員には適応されない。
※②の雇用保険については、【自衛隊に雇用保険はない!】の記事でまとめてるので参考にしてください。
② 有給休暇&ボーナスを考慮して、退職日と退職届を出す日を決めた
「辞めるのに必要な知識は十分に身についた!」と感じてから、
いつを退職日にするか?
(その退職日から逆算し)いつ退職届を出すか?
について考えました。
まず第一に考えたのは、使い切っていない年次休暇や代休のことです。
国際派遣から帰って来たばかりということもあり、有給休暇が多くあったので、まずは、それらを使い切れるように考えました。
その結果、ボーナスも射程圏内(笑)に入ることが分かったので、そちらも考慮して計画を立てました。

仮に、明日から有給休暇を全部使ったとして、辞めるのは最速で◯月◯日か。
でも、そのすぐ◯ヶ月後はボーナスか。
それなら、もう少し経ってから休暇を取れば、ボーナスに被るな。
このように、有給休暇に加え、ボーナスのタイミングを計算して、”退職日” と ”退職届を出す日” を決めました。
③ やることリストを作った
”退職(希望)日” と ”退職届を出す日” を決めてから、僕がやった3つ目のことが「やることリストの作成」です。
退職までの時期を以下のように分けて、各時期でやるべきことをまとめた ”やることリスト” を作成しました。

リスト⑴:退職届を出すまでにやること
リスト⑵:休暇処理中にやること
リスト⑶:退職手続きにやること
リスト⑷:退職後の手続きにやること
各時期のやることリスト⑴〜⑷が、どうのようなものだったのかを、順に解説します。
このやることリストの内容は、僕の場合であって、人によって変わると思いますが。
リスト⑴:退職届を出すまでにやること
「退職届を出すまでにやること」の内容は、退職後の生活のための計画・準備です。
辞めてから起業するまでどのように過ごすのか?
それまでの生活費はいくら必要なのか?
今の貯金だけで何年生きられるのか?
といったことをはっきりさせ、具体的に計画を練りました。
それに合わせて、自分の財産の洗い出しや、本当に必要なもの以外の売却を行なって、自分の持っているお金を確保・把握しました。
なので、「リスト⑴:退職届を出すまでにやること」の内容は、以下のようになります。
・退職後の生活費の計算
・貯金(持っている財産)の把握
・不必要な保険の解約
・不必要な物の換金
など
リスト⑵:休暇処理中にやること
僕は起業を計画していたので、休暇処理に入ってから、資格の勉強や起業に必要な準備に時間を費やしました。
しかし、本来、この休暇処理中が、組織の割引や社会的地位が認められる最後の時でもあるので、自衛隊でやっておくべきことをやる時期です。
たとえば、退職後に銀行口座やクレジットカードが必要になるようであれば、自衛官としての社会的信用を利用して、この時に作っておくことをオススメします。
辞めてから(無職)だと、カード会社の審査に通りにくくなります。
特にこだわりがなければ、年会費永年無料の楽天カードを作っておけばOKです。
僕もこの時に、仕事用の銀行口座と、仕事用のクレジットカードを作りました。

以上のことを踏まえて、「リスト⑵:休暇処理中にやること」の内容は、以下のようになります。
・銀行口座の開設
・クレジットカードの契約
・団体割りを利用して人間ドック
など
リスト⑶:退職手続きにやること
退職時に必要な書類や手続きについても、抜けがないようにリスト化してました。
このリスト化したやることが、「リスト⑶:退職手続きにやること」の内容で、以下のようになります。
・住民税の支払いに関する手続き
・退職所得の受給に関する申告書作成
・会社(自衛隊)からの貸与品の返却
など
上記した「退職のための各種手続き」で書いているとおりなので、省略してます。
リスト⑷:退職後の手続きにやること
「リスト⑶:退職手続きにやること」と同じで、退職後にやることをリスト化してました。
なので、「リスト⑷:退職後の手続きにやること」の内容は、以下のようになります。
・マイナンバーの住所変更
・健康保険の手続き
・税金の支払い登録
など
これも上記した「退職後の各種手続き」で書いているとおりなので、省略してます。
このように、”退職(希望)日” と ”退職届を出す日” を決めてから、やることリストアップして可視化させてました。
④ 退職届を出した(引き止めに上手に対処した)

「③ やることリストを作った」の ”やることリスト” の話は終わり、ここから、僕がやったことの話に戻ります。
今までの①〜③が「準備・計画」で、ここからの④⑤が「実行」ですね。
僕がやった4つ目のことは、「退職届を出した(引き止めに上手に対処した)」です。
やることリストが完成した後は、できる範囲でやるべきことをやっていきました。
そして、自分で計画した ”退職届を出す日” になったところで、退職届を提出し、退職する旨を伝えました。
ただ、僕の場合もそうでしたが、この段階で、ほぼ100%引き止めに合うことなると思います。
なので、この引き止めにも対処しなければなりません。
しかしながら、「絶対に辞める!」という強い意思を持って、上手に引き止めに対処すれば、必ず辞めることができるので大丈夫です。
ここで大事なのは、上司が引き止める理由を知り、引き止めを”上手”に対処することです。
上司は、あなたが退職することによるデメリットを避けるために、引き止めを行なっています。
なので、上司に ”退職を認めるよりも引き止めるほうがデメリットがある” と理解してもらうことが重要であり、これが引き止めへの上手な対処法です。
実際、僕はこのようにして、上手に引き止めを対処しました。
ただ、僕は退職の理由を「起業したい」と言わず、「介護などの家庭の事情」としました。(これも全くの嘘というわけではないですが。)
このおかげでスムーズ進んだところもありますが、職場でお世話になった人との関係を考えると、全部を素直に言えるなら、それがいいと思います。
嘘をついたわけでなかったですが、隠していた部分もあったので、その後の人間関係が、やや気まずくなりました。
とは言いつつも、K先輩のように最後まで面倒をみてくれる先輩もいたので、あなたの周りにも味方になってくれる人はいるはずです。
参考:自衛隊時代の先輩〜面白くて優しかったK先輩のことを僕は忘れない〜
少し話は逸れてしまいましたが、何はともあれ、計画した時になったら退職届を出して、退職の意図を伝えます。
そして、引き止めへの対処です。
繰り返しになりますが、この退職する旨を伝える時に、「退職日までに残りの休みを全部消化する」ことを伝えておきましょう。
僕の場合もそうでしたが、「全部の休みは使わせてあげられない」と言われることもあります。
しかし、有給休暇の権利は法律で認められているので、「なぜ、使うことができないのでしょうか?」と、柔らかい物腰で交渉しましょう。
参考:自衛隊法47条 7項(外部リンク)
⑤ 淡々とやることをやっていった
退職届を出して、引き止めにも対処し、「有給休暇の処理」「退職(希望)日」が認められたら、ほぼ任務達成です。
あとは、淡々と自分の作ったやることリストに沿って、やるべきことをやるだけです。
僕も「③ やることリストを作った」の項で解説した ”やることリスト” に沿って、淡々とやることをやっていきました。
ここで、やるべきことに迷わないように、しっかりと ”やることリスト” を作っておくのが大事なんですね。
やることを淡々とやって、退職日が来るのを待ちましょう。
まとめ
退職するときの流れ
- 退職届を出すまでに計画を練る
- 退職届を出して、業務の引き継ぎ
- 残ってる休暇の処理
- 退職のための各種手続き
- 退職後の各種手続き
退職のためにやったこと
- 本を読んで、知識をつけた
- 有給休暇&ボーナスを考慮して、退職日と退職届を出す日を決めた
- やることリストを作った
- 退職届を出した(引き止めに上手に対処した)
- 淡々と、やることをやっていった
以上が、退職するときの流れと、その時に僕がやったことです。
繰り返しになりますが、上手に自衛隊を辞めるには、綿密な計画・準備が重要です。
今回の記事の情報も参考にして、上手に自衛隊を辞めれるように、綿密な計画を立てて準備してください^^
1点注意ですが、別の仕事に就くために自衛隊を辞める(転職する)場合は、自衛隊在籍中に就職活動をした方がいいです。
詳しくは、【自衛隊からの転職のためのポイントとコツ】の記事で解説しているので、そちらの記事も読んでください^^
退職後の生活のための計画(特にお金について)は、とても重要です。
【生きていくのに必要なお金はコレだけ】の記事で、生活に必要な最低限のお金について書いてるので、参考にしてください。