こんにちは、いとまさです^^
2021年6月に自衛隊を退職して、今は意識高い系の無職として生きています。笑
参考:【最強の無職は俺だ!】
「自衛隊を退職」と聞くと、引き止めにより ”そう簡単には辞められない” というイメージを持つ人は多い思います。
実際、僕が自衛隊を退職する時にも引き止めはありました。
しかし僕の場合、事前に綿密な計画を立ててたこともあり、比較的スムーズに自衛隊を辞めることができました。
このように、僕自身は比較的スムーズに自衛隊を退職することができたのですが、ネットでは次のように、
中隊長に退職の意思をしめしたのですが、結婚くらいで揺るぐ意思だったのか、それは正当な理由として認めない、と引き止めを食らっています。
(中略)もう限界です。しかしそれを理由にすれば根性が足りないなどと言われるだけです。
出典:宛名のないメール(現役の自衛隊員です。相談させてください。)
と、強引な引き止めにあっていたり、
他に、やりたい仕事があり、3月いっぱいで退職したいです。集団生活と厳しい規則があわずストレスでまた普通の生活に戻りたいという理由もあります。自衛隊は合いません。
(中略)隊長にはなしたのですが 「考えなおせ!」の一点張りです。 もう何度も言ってます。
正直ストレスで、一日も早く辞めたいのに、 「たとえ辞めるにしても手続きに1年以上かかる」と言われます。
出典:しごとのお悩みQ&A(自衛隊が辞めれない。)
などと、話を聞いてもらえなかったりして、自衛隊を辞められないで悩んでいる人が多くいるようです。
もしかしたら、今この記事を読んでくれているあなたも、自衛隊を辞めることができずに悩んでいるのではないでしょうか?
そんなあなたに言いたいのが、タイトルのとおり、
どうしても自衛隊を辞められないなら、退職代行を使ってもいいんじゃない?
と、いうことです。
退職代行サービスを利用すれば、確実に自衛隊を辞めることができます。
そもそも、仕事(自衛隊も含む)は、人生を豊かに生きるための手段の1つでしかありません。
その仕事のために、心身の健康や自分の人生における大事なものを失っては、本末転倒です。
参考:【好きなじゃない仕事を続けているあなたに見てほしい、たった1つの動画】
なので、あなたにとって自衛隊が、そのような犠牲のもとに成り立っている仕事であるのなら、
さらには、理不尽な対応により退職が認められないのであれば、
「退職代行」という多少強引な手段を使ってでも、すぐに逃げるべきだと思います。
・・と言っても、退職代行サービスなんて、身近なものじゃないですし、分からないことや不安も多いですよね。
というわけで、今回の記事では、「自衛官が退職代行を使うこと」について、僕の意見や注意点をまとめました。
もし、自衛隊を辞めることができずに悩んでるのであれば、ぜひ最後まで読んでください。
最後まで読むことで、
「自分には退職代行という最終手段がある!」
と、気付くことができますし、それが心の余裕にも繋がると思います^^
・自衛官が退職代行を使うことに関しての、いとまさの意見
・自衛官が退職代行を使う上での注意点
まず・・、退職の支配権はあなたにある(=絶対辞められる!)
退職代行について書いていく前に、悩んでいるあなたにまず知ってもらいたいのが、
退職の支配権はあなたにある(=絶対に自衛隊を辞められる!)
ということです。
そもそも、なぜ上司は引き止めを行い あなたの退職を認めてくれないのでしょうか?
その理由は、あなたが退職することによるデメリットを避けたいからです。
これは、以前の【自衛隊の引き止めを上手に対処する方法】の記事でも解説していますが、
- 元自衛官の犯罪によるイメージ低下
- 仕事の増加
- 部隊の評価や指揮の低下
- 人手不足
といった、あなたの退職によって起こりうるデメリットから、自衛隊(上司自身を含む)を守るために、引き止めを行います。
しかし!
だからこそ!!
逆に、
「あなたの退職を認めないことによって、それ以上のデメリットが起こりうる」
と、認識してもらえば、上司は引き止めを諦めるはずです。
”退職を認めないことによって起こりうるデメリット” とは、具体的には以下のようなことです。
- パワハラなどで訴えられる可能性
- 脱柵や欠勤による、後ろ向きな業務の増加/部隊の指揮低下
- 相談窓口への相談による、部隊としての評価低下
- 退職代行サービスの利用による、自衛隊のイメージ低下
- 隊員や家族の死亡(自殺)
大きい損害と小さい損害、必ずどちらか選ばないといけないなら、小さい方を選ぶよね。
そして、この ”退職を認めないことによって起こりうるデメリット” を上司に認識させるのが、あなたの強い意思表示や行動です。
あなたが、
「部内外の相談窓口を通じて、過度な引き止めについて相談する!」
「任命権者への直談判もやってやる!」
「どうしてもダメなら退職代行を利用し、弁護士に介入してもらう!」
と、上記したデメリットに繋がる(過激な)行動もいとわないことを強く示すことで、上司はあなたを引き止めるデメリットを認識するでしょう。
その結果、上司は引き止めるのを諦めて、退職を認めることになると思います。
このように、退職の支配権はあなたにあり、自衛隊を辞めることは絶対にできます。
だから安心してくださいね。
もちろん、退職理由や退職後の計画がちゃんとあることは前提でね!
感情的で論理的に考えることができない人が相手の場合、この考え方が通じないことがあるかもしれません。
もし、上司がそういう人である場合は、それこそまさに ”退職代行を利用するべき時” だと思います。
どうしても辞められないなら、退職代行の利用もアリだと思う
上記のとおり、
「退職の支配権はあなた(辞める側)にあり、自衛隊は必ず辞められる」
というのが僕の意見です。
なので、あなたが自分の強い意思や姿勢をハッキリと示すことで、順調に退職手続きを進めていくことができます。
実際、僕自身が引き止めにあった時は、
「辞めさせてもらえないなら、過激な行動もいとわない」
と、強い意思を示した上で話し合い、その結果、休暇も全て消化し、自分の計画通りに退職することができました。
しかし中には、
上司が怖くて、そんな態度とれない・・。
と、強い態度で退職の意思を示すのが苦手な人や、
うちの上司は、そもそも話が通じない・・。
など、この方法が通用しないような状況にある人もいるかもしれません。
その他にも、僕が想像できないような状況や理由によって、どうしても自衛隊を辞めさせてもらえない人がいるかもしれません。
このような人達のことも考えると、
どうしても辞められないなら、退職代行の利用もアリ
だと、僕は思います。
ただ、自分と上司(自衛隊)の間で話がまとまるのなら、やっぱりそれがベストです。
そのため、「1回引き止められたから」と言って、すぐに退職代行を使うのは、正直どうかと思います。
個人的には「多少の引き止め(意志の確認・身上把握)は、むしろ必要」だとも思ってます。
でも、もし過度な引き止めを受けていたり、話すら聞いてもらえない状態で、
どうしても辞められない時は、退職代行に頼ってもいいと思います。
というか、頼るべきです。
このような状態で時間を過ごすのはもったいないですし、心を病んでしまうかもしれません。
その結果、自ら命を経ってしまうなんてことは、絶対にあってはいけないことです。
自衛隊(仕事)で得られる安定も、お金も、全て、人生をより楽しむためのものです。
なのに、自衛隊によって、人生(=命・心身の健康)そのものを台無しにしては、本末転倒です。
なので、どうしても自衛隊を辞めることができず、そのせいで心身に大きな負担になっているなら、退職代行の利用も考えてください。
僕の友人でも、自衛隊を辞めることができずに自殺した人がいましたが、これは誰にとっても最悪な結末です。
こんなことになる前に、どんな手を使ってでも辞めてくださいね。
僕は退職代行を利用して辞めたわけではなく、友人の中にも使った人はいませんでした。
そのため、”退職代行がオススメできるサービスかどうか” は、正直よく分かりません。
ただ、”どうしても辞めれないの時の最終手段にはなる” とは思います。
補足:自衛官でも退職代行は使えるよ
そもそも、自衛隊でも退職代行って使えるの?
と、考える人もいると思いますが、自衛隊でも退職代行は利用できます。
ただし、自衛官の利用できる退職代行サービスは、弁護士が対応してくれるものに限られます。
一般の退職代行・労働組合型の退職代行は、利用できません。
このことも含めて、「自衛官が退職代行を利用する際の注意点」について、これから解説していきます。
自衛官が退職代行を利用する際の注意点
上記したとおり、どうしても自衛隊を辞めれない場合には、退職代行を利用してもいいと思います。
(むしろ、利用すべきだと思います。)
ただ、自衛隊で退職代行を利用する際には、以下の3点に注意しなければなりません。
順に解説していきます。
注意点① 弁護士が対応してくれる退職代行を利用する
退職代行サービスには、”弁護士が対応するもの” と、”一般企業や労働組合が対応するもの” がありますが、
自衛官は、弁護士が対応する退職代行を利用しなければなりません。
その理由は、
「自衛隊は労働基準法の適応外で、自衛隊の退職には、弁護士の交渉が必要になるから」
です。
この交渉を弁護士以外が行うと、違法になります。
つまり、弁護士が対応してくれる退職代行でないと、自衛官の退職は取り扱えないということです。
自衛官の方っていうの公務員で、今申し上げた通り交渉が必要になります。ですから一般の民間の退職代行業者は対応出来ません。もちろん労働組合なんか出来ないわけですから労働組合型の退職代行業者も取り扱えない。弁護士のみという事になります。その点はご注意下さい。
出典:【自衛隊の退職】フォーゲル綜合法律事務所
弁護士法の72条で「非弁行為の禁止」という項目があり、弁護士でないものが有償で法律に関わる仲裁和解交渉に関わると、違法になるからです。
出典:【転職代行サービス利用のリスクと違法性】AntennaAsia
なので、退職代行を利用するのであれば、退職110番 や 弁護士法人みやび のような、弁護士対応の退職代行を利用してください。
注意点② お金がかかる
当たり前ではありますが、退職代行を利用するにはお金が必要です。
自衛官が利用することができる ”弁護士が対応してくれる退職代行” を利用するには、大体4〜5万円程度かかります。
2万円程度の安い退職代行サービスもありますが、そのようなものは弁護士が対応してくれるものではないので、自衛官は利用できません。
ちなみに 退職110番 の43,800円は、弁護士対応の退職代行では最安です。(いとまさ調べ)
この4〜5万円という料金は、これから自衛隊という安定を捨てて、退職・転職する人にとって決して安いものではないと思います。
なので、この点も踏まえて、まずは自力で、上司(自衛隊)と話がまとめられるように頑張ってみることをオススメします。
繰り返しになりますが、やっぱりそれがベストです。
退職代行を利用する以外の引き止めの対処法も、【引き止めを上手に対処する方法】の記事でまとめてるので、そちらも参考にしてください。
ただ、自分の力だけでは引き止めに対処できない時には、迷わず退職代行を使うべきだと思います。
たしかに、退職代行をお願いするなら、4〜5万円程度のお金はかかります。
しかし、5万円なんて、心身の健康や自分の命に比べたら安いものです。
「料金がかかるから・・」と、お金のためだけに、退職代行の利用を躊躇することはしないでくださいね。
注意点③ 手続きを任せきりにはできない
一般の会社員の場合、退職代行に依頼した時点で、以降の退職手続きを任せきりにすることができます。
しかし、自衛官が退職代行を利用する場合、この退職手続きを任せきりにはできません。
これは、自衛官と一般の会社員の雇用における法律の違いによるためです。
一般の会社員の場合、法律上では退職の申し出から2週間が経過すれば、会社の同意があってもなくても、自動的に退職となります。
法律上、退職するのに会社の許可などいらないわけです。
期間の定めのない雇用の解約の申入れ
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
出典:民法第627条
一方、自衛隊はこの法律の適応外であり、退職を申し出て2週間が経過しても、自動的に退職になることはありません。
自衛隊を退職するには、手続きをした上で、任命権者からの辞令が必要となります。
そして、この退職の手続きや辞令の受領などは、自分で行う必要があります。
そのため、自衛官が退職代行を利用しても、手続きを任せきりにすることはできません。
以上3点が、自衛官が退職代行を利用する上での注意点です。
退職代行を利用するのであれば、この注意点は忘れないようにしてくださいね。
“弁護士が対応してくれる退職代行を利用する” ということは、特に注意してね!
まとめ
・退職の支配権は自分にある(絶対辞められる!)
・自力で、上司(自衛隊)との話がまとまるのなら、やっぱりそれがベスト。
・どうしても辞められないなら、退職代行の利用もアリだと思う。(いとまさの考え)
・自衛官が退職代行を利用する際の注意点
- 弁護士が対応してくれる退職代行を利用する
- お金がかかる
- 手続きを任せきりにはできない
以上が、自衛官が退職代行を利用することに対する、僕の意見や注意点です。
繰り返しにはなりますが、僕は退職代行を利用して辞めたわけではなく、僕の友人の中にも使った人はいませんでした。
この一次情報不足も踏まえ、決して「退職代行の利用がオススメ!」とは言えません。
しかし、ここまで書いたとおり、「どうしても辞められない時の最終手段としてはアリ」だと思ってます。
あなたの心身の健康・命より大切なものはありません。
もし、どうしても辞められない時は、退職代行を使ってくださいね。
▷退職110番・・弁護士が対応してくれる退職代行